今年は例年にない暖冬となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

お風邪などひかれませぬ様ご自愛ください。

さて、わが社では年明けに2色成形機を新規導入させていただきました。

従いまして、本年1発目のブログは、そのレポートをさせていただきます。

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既存の老朽化した成形機を撤去しての搬入ということで大掛かりな作業となりましたが、

無事添え付けを完了し試運転を行いました。。

機械メーカー様立会いの下、成型部長が操作を行うのですが、多くの作業員が機械を取り囲み非常ににぎやかな中にも緊張感を持った試運転の開始となりました。

従来の成型機と比べ、金型の設置に関しても大変手順が多いのですが、成型部長は前職でも経験されているとの事で、そつなく進めていきます。

当然のことですが、試運転には金型が必要なのですが、設備導入に先駆けて既に金型は発注しており年末には完成していましたので、その金型で行いました。

 

では、いよいよ成型開始です。

工程としては、まず1次型に樹脂を流し成型を行います。

次にパートが開き、可動側が180度回転した後パートが閉まり、

今度は2次型に樹脂を流し、そこで2色の成型品の完成となります。

(その時、1次側でも1次の樹脂の成型が同時に行われます。)

 

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2色成形金型での注意点は、色々ありますが、このロータリー式の2色成形機の場合は

・可動側は1次2次とも同じ形状である事

・1次と2次の金型厚みを同じにする(型2面で4パターン)

が重要で、また、2色成形共通の内容として

・2次側の樹脂の樹脂モレを如何に防ぐか

も重要になり、実はここに多くのノウハウがございます。

幸い、弊社は社長が多種多様な金型設計の経験があり、当然のことながら2色成形金型の設計技術の蓄積がございますので、

成型機、並びに、金型共、当社の目標を達成しての試運転は完了となりました。

世界的に景気が低迷している現在に於いては如向にして競争力を強化していくかも大事ですが、それとは別に、競争の少ない世界に如何に着目するかも重要な内容となってまいります。

昨年は、大手メーカー様にご指導いただきながら納品を開始した«新分野≫の金型やまた、それとは別に、将来性のある業界のTOPメーカー様とのお取引開始など、様々なことに結果を残してまいりましたので、公開できる段階になりましたら、追々このブログなどを利用してご紹介できればと考えております。

では、より良い製品をお客様にお届けできるよう今年も社長以下社員一丸となって頑張っていたいと思います。